イ・ホンギ「やんちゃな僕そのまんま」6thアルバムツアーを控えたFTISLANDのフロントマン、映画のはじめの一歩

※過去のインタビュー記事をウェブで公開しています

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イ・ホンギ from FTISLAND
忙しくても妥協なし!
『フェニックス~約束の歌~』
演奏シーンはメンバーのおかげ?

HOT CHILI PAPER Vol.75(2013 JUNE)より

「美男〈イケメン〉ですね」のヒットとともに、日本でも俳優として広く知られることとなったイ・ホンギ。その後も、「マッスルガール」「のり子、ソウルへ行く!」と相次いでドラマに出演。俳優としてのキャリアを着実に積み重ねている彼が、6月7日公開の『フェニックス~約束の歌~』でついに映画俳優としての第一歩を踏み出す。

* * *

 死を宣告された人間が延命治療をやめ、最期の時間を自由に過ごそうと訪れる場所「ホスピス」。そこを舞台に繰り広げられる愛と涙が共存する物語。いくつものシナリオのなかから時間をかけてホンギ自らこの作品を選んだという。

「最初にこの映画のオファーを受けたのは、昨年だったんです。台本をいただいて読んだとき、僕とはちょっと違った人生を送る人々の物語だなぁと思いました。それと同時に、(シナリオ全体に)温かみを感じたんです」

と最初の印象を語る。

「実は、僕はホスピスというものをこの作品で初めて知ったんです。だから、きっと僕と同じようにまだホスピスについて知らない方がたくさんいると思って。そういった方々にもこの映画を通じて、その存在を知ってもらえれば、と思いますね」

 演じるホンギ自身が「すごくかっこいい」と評するチュンイは、現実の彼同様、新曲を発表すれば必ずスマッシュヒット、外を歩けば誰もが振り返るトップアイドルだ。しかし、彼にはカメラのないところではワガママ放題、すぐに問題を起こすトラブルメーカーという一面も。そんな性格が災いしてか、ある日、通りがかりの男と口論になったチュンイは、思わず先に手を出してしまう。その罰として、しばらくの間ホスピスで奉仕活動をすることに。

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「チュンイは芸能人なのにやんちゃで、いろんなトラブルを起こす人なんですが、ホスピスで少しずつ大人になっていきます。最初のやんちゃなシーンは、普段の僕そのまんまのキャラクター(笑)。でも、ストーリーが進むにつれてだんだんやさしくなっていくんですよ。ただ、そのやさしい面を出していくという演技が、僕にはちょっと大変で。俺はどうすればやさしくなれるのかな、ちゃんとそういう演技ができるのかなって。普段の僕とは全然違うから大変でしたね。普段の僕はテンションが高いですし。物語が進むにつれ、チュンイはどんどん大人になっていくんです」

 彼を大人にさせるのは、もちろんホスピスでの出会いだ。明日があることを約束されないホスピスの患者たち。「それでも」なのか「それだから」なのか、彼らはただ純粋に今を楽しみ、生きている実感を持とうとする。治療をやめたからと言って、生きることをあきらめたわけではないのだ。
 そんな彼らと過ごすことでチュンイは、自分のなかにある「延命治療を受けなかった母の死」というトラウマとも向き合いはじめ、少しずつ考え方を変えていく。そんな彼の心の変化をホンギはとても自然に演じている。

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Text by Suzuki Shoko
Photograph by Kobayashi Shuji(Kind inc)
HOT CHILI PAPER Vol.75(2013 JUNE)より

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