※過去のインタビュー記事をウェブで公開しています
青果店を舞台にしたイケメン男子のサクセスストーリー「僕らのイケメン青果店」で、本格的な演技に初挑戦したジヒョク。台本を読んでこの作品に惚れこんだという彼は、「脚本家の先生に『出演したいです!』と必死にアピールしましたが、たぶん脚本家の先生に言った『女優のパク・イェジンさんに似てますね』という言葉が一番の決め手になったんじゃないでしょうか(笑)」とキャスティング秘話(?)を打ち明けてくれた。
彼が演じたのは就職浪人中のホジェ役。キャラクター分析はもちろん、ホジェのビジュアル面でも積極的に自分のアイデアを出したそうだ。「スタイリストと言い争いになることもありましたが、妥協せずにとことんホジェになりきりました」。情熱を持って挑んだ初ドラマの思い出を、ジヒョクにたっぷり語ってもらった。
「就職するためにがんばって努力しますがうまくいかないという、今の時代を反映するようなキャラクターです。僕のまわりにも実際に就職できずに困っている友人がたくさんいますが、それだけに下手にわかったふりをしてこの役を演じたらものすごく申し訳ないと思ったんです。そこで徹底的にリサーチし、友人の話も参考にしながら役作りをしました。衣装やヘアスタイル、メガネにもとことんこだわり、例えばメガネはスタイリストにありったけたくさん用意してもらい、1本ずつつけては写真を撮ってチェック。そうして厳選したものです」
「1から10まですべて似ていません(笑)。ホジェはかなり萎縮している部分があるんですが、そんなところが僕とは違います。あっ、そうだ! 気づかいをたくさんするという部分は僕にもありますね。そこだけは似てるかな」
「つねに落ち着きがありません(笑)。それに楽天的で肯定的で、なんでも『早く! 早く!』と行動するのが好きなタイプです」
「何かに対して説明するセリフが多かったおかげで僕も『プチ知識』が豊富になりました。特に野菜関係の(笑)。でもセリフを覚えるのはそれほど難しくなかったんですよ。日本で活動するときに日本語の台本を必死で読むことで鍛えられたのか、韓国語のセリフはすんなり入ってきました」
「白菜はアルコールを分解してくれるだけでなく、睡眠促進効果もあり、ダイエットにもいいですし、血液もキレイにしてくれます。とにかく白菜はとてもすばらしい野菜です(笑)」
「自分に対する可能性を感じるようになりました。最初は落ち着きのない性格の僕が物静かなホジェをどうやって表現できるだろうか、それを考えたらどんどん自信がなくなってきて、『もうやらない!』なんて言ってしまったことも。それでもあきらめずに挑戦したおかげで、自分も知らない、自分の新しい姿を見つけることができました」
※過去のインタビュー記事をウェブで公開しています
※記事内の発言や情報は発刊当時のものです