ドラマ「太陽の末裔」でシンドローム再燃中! ソン・ジュンギの恐るべき演技力を3年前に刻印した『私のオオカミ少年』

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※過去のインタビュー記事をウェブで公開しています

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 デビューから5年、現在27歳。映画、ドラマ、バラエティ、CMと縦横無尽に活躍するソン・ジュンギだが、出演作は軒並み高視聴率をマークし、絶好調。これまでは〈注目すべき若手俳優〉と呼ばれていた彼も、11年にドラマ「根の深い木~世宗大王の誓い~」に出演してから、〈演技派〉と紹介されることが増えてきた。

──演技派と称されることをどう思いますか?

「荷が重くて苦手です。なんだかいつでもちゃんとやらなくてはいけない気がして。この歳でこの経験量ですから、演技ができるとしてもたかが知れています。俳優は年齢を重ね、熟成されていくもの。僕は自分のことを演技派だとは思っていません。タイミングがよかったり、自分に合うキャラクターに出会えただけ。そう気楽に考えるようにしています。でも、次の作品で僕が少しでもミスをしたら、いろいろと厳しく言われてしまうのかと考えるとプレッシャーです。とにかく演技派というのはチェ・ミンシク先輩のような人にふさわしい言葉であって、僕のような若者には似合いません」

──ではソン・ジュンギさんにとって演技の源とは?

「もっとも大きいのは、楽しいと感じる気持ち。次は家族かな。僕が稼がないと食べていけませんからね。出演料をしっかりもらわないと、家族が大豆やもやしを買えません(笑)」

──まるで子供が3人くらいいるお父さんの発言ですね。

「結婚したら、その気持ちがもっと強くなるでしょう。そのときは〈生活俳優〉になるしかありません。冗談ぽく話しているように聞こえるかもしれませんが、けっこうマジです(笑)」

──演じていてどんな瞬間が一番楽しいですか?

「最近は現場にいるときが一番楽しい。昨年1年間は〈商業俳優〉として『私のオオカミ少年』でも『優しい男』でもいい結果が出せました。もちろん気分はいいですが、僕のなかの重要度でいったら上から5番目ぐらいのこと。それよりも大きいのは、このふたつの作品が僕を変えてくれたこと。一緒に仕事した俳優やスタッフがとてもすてきな人ばかりなのもよかったし、作りあげていく過程も楽しかったです。だから現場にいる楽しさを感じたんだと思います。それに家にいると暇で暇で。母親に『稼いできなさい!』って言われてしまいます(笑)」

──これまでの作品で「かわいい」「善良」「ワイルド」など、さまざまなイメージを見せてくれましたが、素顔はどれに近いですか?

「顔はかわいいけど、性格はワイルド。自分ではこう思っていますが、どうでしょうか?(笑)」

──『私のオオカミ少年』にちなんで、自分を動物にたとえるなら?

「アマガエルかな。韓国の童話で『やっちゃダメ!』と言われると、さらにやってしまう、そんなアマガエルの話があるんですが、僕もそこが似ている気がします(笑)。まだ思春期なんでしょうか。でもアマガエルはちょっとイメージがよくないかな。え、ビーグル犬ですか? それ、いいですね。ではビーグル犬にしましょう。アマガエルよりかなりいいイメージ(笑)」

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Text by Kawamura Sachie
Photograph by Joo Sung Young
HOT CHILI PAPER Vol.75(2013 JUNE)より

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