ドラマ「太陽の末裔」でシンドローム再燃中! ソン・ジュンギの恐るべき演技力を3年前に刻印した『私のオオカミ少年』

※過去のインタビュー記事をウェブで公開しています

ソン・ジュンギ
ピュア&ワイルドな27歳
噓のつけない“オオカミ少年”の素顔

HOT CHILI PAPER Vol.75(2013 JUNE)より

 この世に存在してはいけない危険なオオカミ少年が初めて手を差し伸べてくれた少女に淡い恋心を抱く──。ファンタジーロマンス『私のオオカミ少年』で韓国初の難役に果敢に挑んだソン・ジュンギ。獣のようによつんばいで歩き、床に落ちた食べ物をくわえ、まさに体当たりでオオカミ少年役を熱演し、観客動員数700万人を超える大ヒットに導いた。
 若くして“演技派”と称される彼をクローズアップ! その素顔は純粋な少年? それともワイルドなオオカミ? 劇中、野性味あふれるワイルドな演技を披露すると同時に、憂いのある瞳でまっすぐ見つめ、静かに語りかける。そんな〈オオカミ少年〉ジュンギに多くの女性が心を揺さぶられた。
 実は、最初に『私のオオカミ少年』のオファーがきたときは出演を断ったという。まずは気になるその真相から聞いた。

──シナリオを初めて見たときはどんなことを思いましたか?

「実はほかの作品に出演することが決まっていたので、当時はその準備に夢中で『オオカミ少年? ふーん、オオカミの話ね』と思いながらシナリオをパラパラとめくったら、セリフがひと言もありません。『何コレ?』と思ったのが正直な感想でした。準備を進めていた映画が途中でなくなってしまったとき、偶然また『私のオオカミ少年』のシナリオがまわってきたんです」

──そこであらためてじっくりとシナリオを読んだわけですね。

「はい。『これはやるべきだ!』と思いました。最初はどうして魅力に気がつかなかったのかなぁ。チョルス(ソン・ジュンギ)とスニ(パク・ボヨン)のさわやかで純粋なラブストーリーに惹かれ、セリフではない違う方法でしっかり表現できると確信しました。もしあとで別の俳優がこのキャラクターを演じているのを見たら、僕は激しい嫉妬でどうなったかわかりません(笑)」

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──オオカミというこれまでにないキャラクターに挑むためにどんな努力をしましたか?

「役作りの参考に『Let Me In』や『シザーハンズ』を観たり、パントマイムを学んで動物の動きを研究したり、オオカミはイヌ科なので子犬の動きも観察しました。犬を飼っている人はきっとわかると思いますが、動物は視線と首が同時に動きません。例えば、今、誰かが僕に質問したら、僕は自然と声の聞こえる方向に視線と首を動かします。でも、動物はうつむいているときに音がしたら、まずはいったん首を上げ、そのあとで音のする方向へ視線を動かします。子犬を観察していたらそのことに気がついたので、パントマイムの先生と一緒に分析しました」

──動物園でオオカミの観察もしたんですよね。

「動物園に行ったら、ちょうどオオカミの食事中でした。餌を口にくわえ、首を上に上げた状態で食べる姿が印象的で、この動きをぜひ取り入れたいと思い、監督に相談しました。このエピソードをマスコミ試写会で話したら、記事に大きく取り上げられましたが、俳優としては当たり前のことをしただけです」

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Text by Kawamura Sachie
Photograph by Joo Sung Young
HOT CHILI PAPER Vol.75(2013 JUNE)より

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