「念願の殺人者です」これを読めばパク・シフのすべてがわかる。遅咲きのデビューからドラマのヒットを連発、そして待望の映画初主演!

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※過去のインタビュー記事をウェブで公開しています

透けて見えそうで見えない、ひと筋縄ではいかない男「ハハハ……」その笑い声に隠された本心とは?

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 パク・シフはデビュー直後から順調にドラマや映画に出演してきたわけではない。脚光を浴びるまで10年以上の長い無名時代を経た俳優のひとりだ。きっとここまでの道のりは大変だったに違いないが、彼にはあまり〈苦節〉という言葉は似合わない。「芸能界にはひとつの作品だけで一気にブレイクする人も多いじゃないですか。どうやったらそんなことが実現できるのかなって不思議に思います。そんな人に憧れるか?と聞かれたら、その答えは、う~ん……ノーですね」と笑った。

──現在の人気をご本人はどう考えていますか?

「一瞬で人気に火がついたとは思っていません。一段一段と、ひとつずつステップアップし、徐々に僕のことをいいと言ってくださる方が増えたんだと思います。ゆえに長続きできると考えていますが、どうでしょうか?」

──俳優のスタートは演劇でしたよね?

「96年頃から演劇の世界に入り、演技を始めて15年ぐらい経ちました」

──演技をやってみたいと思ったきっかけには、お父さんの存在が大きいと聞きました。

「父はモデルとして活動し、映画に出演したこともありました。昔から僕の自慢でした。父にはよく映画館に連れていってもらい、映画を観るたびに『俳優ってカッコイイな』という漠然とした憧れはありました。でも、田舎に暮らしていたので、その憧れを実現するのは簡単なことではありませんでした。性格もあまりにも内気でしたし……。それが、やがて『やはり男はデカイ世界で勝負しなくては』と一大決心して上京しました。そしてソウルで暮らしながら、演技が自分の目指す道だと確信することになったんです。ソウルの街を歩いていると、よく声をかけられて芸能事務所の名刺をもらうようになり、それで自信がつきました」

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Text by Kawamura Sachie
Photograph by Kim Do Hyung
HOT CHILI PAPER Vol.73(2012 NOV.)より

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※記事内の発言や情報は発刊当時のものです

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