「念願の殺人者です」これを読めばパク・シフのすべてがわかる。遅咲きのデビューからドラマのヒットを連発、そして待望の映画初主演!

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※過去のインタビュー記事をウェブで公開しています

Shooting Sketch
スタジオの空気を読む気づかい
現場を和ませるシフスマイル

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 8月、江南(カンナム)の鶴洞交差点(ハクトンサゴリ)にあるスタジオで行われた今回の取材。まず、くまのぬいぐるみ「シフくま」を抱いての撮影から。想像していたよりぬいぐるみのサイズが大きかったのか、少し驚いているようにも見えたが、それを口にしないのが彼。カメラマンからの指示を聞き、黙って5秒間、目を閉じてイメージをふくらませたあと、カメラの前に立った。
 ぬいぐるみとの撮影に盛り上がったのは本人よりも実は彼のスタッフたち。「こんなかわいいシフヒョン(兄さん)初めて見た!」「似合ってますよ」と声をかけ、大きな笑い声でスタジオの雰囲気を明るくしてくれた。途中、あまりにも夢中になったスタッフがPCモニターの前をふさいでしまい、肝心のカメラマンがモニターを確認できないことに気づいた彼は、「みんな見えないから離れて~」と声を出した。視線をそらさず撮影に集中しながらも、さりげなくスタジオの空気まで読んでいたとは! これには少し驚かされた。
 次は雰囲気を変えてシックに。着替える前にカメラマンと打ち合わせをしたパク・シフはイメージ見本として貼ってあった写真を食い入るように見つめ、「それならアイメイクはちょっと濃いめにしたほうがいいですよね」と自ら積極的にアイデアを出し、「かっこよくセクシーに撮ってくださいね」と言い残して控え室に入っていった。
 着替えを終えた彼は、さっきよりもさらに画作りに集中しているようで静かな凄みを漂わせていた。スタジオに少し緊張感が走ったが、その雰囲気を和らげたのはほかでもない彼本人。サングラスをどうやって手に持とうか、口で柄をくわえてみようか、あれこれやってみながら、「うまくできないね、ハハハ」と照れ笑い。その笑顔につられるようにみんなが笑った。さりげなくスタッフの動きや表情に気をつかいながら、現場の雰囲気をよりいいものへと変えていくパク・シフ。彼のそんな一面をじかに見られたことも、今回の取材の大きな収穫かもしれない。

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Text by Kawamura Sachie
Photograph by Kim Do Hyung
HOT CHILI PAPER Vol.73(2012 NOV.)より

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