「念願の殺人者です」これを読めばパク・シフのすべてがわかる。遅咲きのデビューからドラマのヒットを連発、そして待望の映画初主演!

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パク・シフ

All About パク・シフ
俳優としての人気と地位を不動のものにした2012年の「Man of the Year」さわやかなフェロモンをふりまきながら語る8,000字インタビュー

HOT CHILI PAPER Vol.73(2012 NOV.)より

 約束の時間に少し遅れているのを気にしてか、駆け込むようにスタジオに姿を見せたパク・シフ。満面の笑みを浮かべ丁寧に挨拶をするところは、4年前に初めてインタビューしたときと何も変わらない。ところが、ヘアメイクを終え、衣装に着替えてカメラの前に立った彼に、あのときとは違う何かを感じた。4年前に会ったときはちょうどドラマ「家門の栄光」の撮影が始まったばかりで、「僕の名前をもっとたくさんの人に知ってもらいたい」と話していたが、あれから4年の間にパク・シフは俳優としてのステータスを確実なものにし、すでにたくさんの人に知られる俳優となった。

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 さわやかでソフトな印象は変わらず、真面目で気さくな性格もそのまま。でも今の彼には隙がなくなったような気がする。透けて見えそうで見えなくなった素顔。だからこそ、前よりももっと知りたくなる。そのことを彼に伝えたら、いつものように「ハハハ」と大きな声を上げて笑い「なるほど~」と言った。

──自分に対する周囲の反応が変わり始めたなと思ったのはいつ頃ですか?

「『家門の栄光』の頃でしょうか。あの作品は、大家族が集まって暮らしながら家族や知人に対する礼儀を学ぶようなドラマでした。大先輩たちのすばらしい演技が多くの視聴者の心を惹きつけたおかげで、僕にまで注目していただけたようです。前作『イルジメ〔一枝梅〕』で役者としての自信が芽生え、『家門の栄光』では不安や恐怖心を取り払って演じることができました」

──シフさんといえば、〈目つきひとつであらゆることを語る男〉と言われていますが、「家門の栄光」ではそれまでの作品とは違う新たな目つきを披露しました。

「それまでは静のキャラクターを演じていたので、目で静かに会話するという感じでした。『家門の栄光』で演じたガンソクは、仕事はできるけれど、女性の前ではものすごく生意気で図太い性格の持ち主。複雑なキャラクターを演じたことで目つきにも変化があったんでしょう。今でも覚えているのが、ダナ(ユン・ジョンヒ)の手首をつかんで『あなたが僕をどれだけ刺激してるのか知ってる?』というシーン。普段の生活でそんなこと言わないじゃないですか(笑)。でも脚本家の先生から『ここで悩殺的な目つきを見せてください』とリクエストされて、すごく悩みましたよ。悩殺的な目つきって(笑)」

──でも、その悩殺的な目つきにメロメロになったファンが続出しました!

「俳優としては光栄です。小さな頃から口数が少ない代わりに相手の話をよく聞く子でした。その頃からの習慣も手伝って、話すよりも視線や微妙な表情で表現することがより自然にできるのかもしれません。自分では自分の魅力はよくわかりませんが、たくさんの方が目や視線がいいと言ってくださるから、自分の魅力を尋ねられたら堂々と『目』と言うべきなのでしょうか?(笑)」

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──ガンソクはたしかに図太い性格でエゴイストなところもありましたが、ひとりで苦しみ悩む姿も印象的でした。シフさんとの共通点は?

「たまにひとりでいたいと思うときはありますが、実はさびしがり屋。お酒は強くありませんが、ワイワイとにぎやかなお酒の席が好きで、いつも2杯ぐらい飲むと店の隅で寝て、また目が覚めて飲んで、また寝て……を繰り返し、なんとかしつつ最後まで残っていたいタイプ(笑)」

──ガンソクは自分のことをプレイボーイだと思っていますが、実のところ、女心がよくわかっていません。シフさんは?

「僕も、自分が女性の心理についてよくわかっていると思っていますが、これもまた僕だけの勘違いかもしれませんね(笑)。自分だけの考えに陥っていたガンソクはダナに会って、こてんぱんにやられます。だから、男は女で変わるんですよ。女性次第なんです(笑)」

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Text by Kawamura Sachie
Photograph by Kim Do Hyung
HOT CHILI PAPER Vol.73(2012 NOV.)より

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