ラブコメ「Oh my Venus」主演中♪ ソ・ジソブ in 映画『ある会社員』非情な必殺仕事人が愛の涙を知ったとき。本人が考えた名台詞

※過去のインタビュー記事をウェブで公開しています

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ソ・ジソブ
「本当に幸せに生きているか?」饒舌トークにヒップポップ……寡黙な彼が殻を破って発するメッセージ

HOT CHILI PAPER Vol.75(2013 JUNE)より

 ソ・ジソブが変わった──。
 2月の来日時に、新作映画『ある会社員』のインタビューに答えたソ・ジソブ。これまでの取材では「寡黙で口数が決して多くない役者」という印象を受けていたのだが、今回会った彼は、意外にも饒舌だった。はたして、どんな心境の変化があったのか。「シナリオを読んで5時間で出演を決めた」と彼は明かす。映画について熱く語る言葉には、変化の理由を示すキーワードが隠されていた。

「すぐに出演を決めたのは、映画全体の独特な設定が気に入ったからです。主人公は一般的に考えられている殺し屋のイメージとは違って、普通に会社に出勤している。仕事がうまくいけば上司からほめられ、失敗すると叱られる。そんなところが独特だと思いました。よく殺し屋は、暗い生活をしていたり、かっこよかったりと憧れの対象になるのですが、この作品はそうではないところが、いいと思ったのです」

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『ある会社員』でソ・ジソブが演じる主人公ヒョンドは、契約殺人が専門の会社に勤めるプロの殺し屋。普通のスーツに身を包み、金属貿易商を装うヒョンドだが、会社に命令されれば残酷な殺人でも忠実に遂行する。非常に〈優秀〉な社員だった。スクリーンに映し出されるのは、ヒョンドの整理整頓された部屋、そしてきちんとアイロンをかけた白いシャツ。彼の生真面目な性格を表現する小道具の数々だ。

「僕とヒョンドの似ているところですか? たくさんありますね。まずは寂しくひとりで孤独を感じているところ。仕事について僕もちょうど悩んだりしているので、そういう部分も似ていると思います。違う点は、僕は月給をもらっていないというところです(笑)。ヒョンドは男性から見ても信頼できる人物。仕事に対する姿勢が魅力的。ただ、人を殺すところは魅力的ではありません(笑)」

──会社員に扮するためにゆったりとしたスーツをオーダーメイドしたと聞いていますが、外見的にこだわった点は?

「体にフィットしたスーツだと、普通の会社員に見えないのではないか、と思ったのです。普通の会社員だったらファッション性よりも動きやすい服を選びますよね。靴もあえて磨かれていないものを履き、かばんも会社員風のものにしました」

──見どころのひとつがアクションですが、思い出に残るシーンは?

「アクションは2カ月ぐらい練習しました。スピードが速く、頭で考えていてはテンポが遅れてしまうため、体で覚えなければなりませんでした。特に記憶に残るのは高速道路で戦う場面です。女性を殴るシーンなので、気分的につらかったですね。相手の女優さんはOKが出るまで辛抱強く撮影に臨んでくれたので、感謝しています」

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Text by Kuwahata Yuka
Photograph by Kimura Naoki, Ohta Tetsuo
HOT CHILI PAPER Vol.75(2013 JUNE)より

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